自分の中を旅している・・・
[寄せられたメッセージ/Fan Messages] 2010.04.23
4月20日、21日に行ったパースでの上映会
参加した阪根ゆみえさんからのコメントです。
〜
上映実行委員会、ボランティアの皆さんへ、
お疲れさまでした。
そして、パースでの上映ありがとうございました。
中学生の時、歴史の授業で戦争、原爆投下の話を先生は、
日本人はアジアで、虐殺、侵略を繰り返し、
それを止める為に原爆を広島に投下し、
それでも止めないので長崎にも投下したと説明しました。
その時、何の知識のない私は鵜呑みにし、
(恐らく、大半の日本人はそう思ってる)もの凄い衝撃を受けました。
今でも、その時のクラスの凍り付いた雰囲気は忘れられません。
今思えば、言論の自由を奪われている日本の教師だから、
と理解できるのですが。
それ以来、何となく、これは話題にしてはいけないことなんだ。
という思いがありました。
中学の修学旅行で、広島原爆記念館に行って以来、
母方の親戚が広島方面ということもあり、
一人ででも、何度も通いました。
叔父が被爆していた事も、関係していたのかもしれません。
私も、パースに来て7年目なのですが、
このオーストラリアで上映するのは、すごく勇気のいった事だと思います。
私の義理の父(7年前に他界されました)は元軍人で、
彼の友人の多くが、日本人に戦争中、かなり酷い目に逢ったそうです。
もちろん、私には直接誰も話しませんが。。。
唯一、オーストラリアが襲撃を受けたのが、日本から。。。
この現実は、ここに住む日本人にはキツい。
そして、それを私と3歳になる娘は、一生背負ってって生きなければならない。
いつか、娘も学校で、私以上に衝撃を受けるのでしょう。
映画の中で、ドイツ人が言っていましたが、
ー日本とドイツには、絶対服従の時代があったー
B29に乗った若者は、オーストラリアへ片道切符で、死の終着駅を目指した。
もし、NOと言えば、家族は酷い目に逢う。
それは、オーストラリアの人は理解しているようです。
もうすぐ、ANZAC DAYですが、もし、パースに来て、
まだキングスパークのメモリアルサービスに
参加されたことがないなら、是非参加ください。
1万人の平和の祈りの黙祷が体験できます。
この国の人達は、国を守る為に亡くなった人を絶対に忘れません。
絶対に忘れないで欲しいと、私も願います。
残念ながら、そこで、まだ日本人に逢ったことがないのですが、
日本人だからこそ、そこに来て欲しいです。
何だか、ここに来るまで長くなりましたが、
パースで平和ボケしていた私の眠っていた脳細胞を、
この映画は呼び覚ましたようです。
あんな風に涙がでたのは、もうどれくらいぶりでしょう?
ー高僧になるほど、自分が正しいと思っているので、
衝突が絶えないー全く、その通り。
ミャンマーで、僧が宗教を持たない無知で、
哀れな旅人を見つけ、高僧の所に連れて行った。
ミャンマーでは宗教を持たないことは、あり得ないから。
ー何故、あなたは宗教を持たないのか?
ー必要がないから。
ーじゃあ、あなたは神を感じないのか?
ー偶像や、教典からは。
ーそれでは、どこから?
ー毎日上ってくる太陽や、そこにずっといる石からの方が。。。
ーすべての人が宗教を持たないなら、どうなるか?
ー今、起こっているほとんどの戦争が、無くなる。
2時間以上、こんな問答が続いたけど、
結局、高僧の中のハテナ?は消えなかった様でした。
それからも、自分探しの旅をして、最終の私の答えは、
どこにいても、結局旅をしていても、
自分の中を旅しているーでした。
映画の中の3人は、それぞれの自分の中を旅している。
そう感じました。
この映画は、すべての人類に見てもらう価値のあるものです。
私の家族や、友人に是非見て欲しい。
パースでの再上映と、私の出身大阪での上映を、強く願います。
本当にありがとうございました。
阪根 ゆみえ

